まま子の滝について
                   釈泉寺伝説

 釈泉寺部落約1km上流に、高さ約25m、幅5mほどの滝があります。
 その昔、ある母親が、まま子と自分の子どもが日頃けんかばかりするので、
思い余ってまま子を滝つぼへ捨てたそうです。
 その晩、夢に「母さん助けてくれ」という夢を見たので、あわてて出かけ、
滝つぼにいたまま子を助けて、自分の子ども同様にかわいがって育てたところ、
自分の子どもよりもまま子の方が親に孝行をしてくれたと言う話です。

 毎年盆には、お寺より来てもらい、お経を読んでお勤めをし、部落の年中行事としております。
 このまま子滝は、富山県名滝の百選にも選ばれております。

    まま子不動尊 御詠歌
  むかしむかしの   ものがたり
  七つ 八つ     にくまれ子
  ましてまま子の  悲しさは
  父なきあとの    貧しさに
  かわいい我が子の  争うて
  けんかのたゆる  ことはなし
  思いあまりて    まま子をば
  山の谷間に    捨つるなり
  オッカ オッカと  泣きさけぶ
  心を鬼に      かえりけり
  夜な夜な夢に   不動尊
  怒れる 眼     つりあげて
  いかになんじは  人非人
  義理ある子をば  何故に
  捨てたか しかと 返事せよ
  宝剣 胸に     ひらめかし
  なんじの一命   いかがせん
  生きた心地も   なかりけり
  ああ 正夢か   正夢か
  いそぎ  まま子をつれに行く
  一目 見るより  泣きすがる
  泣きつく子をば  ひしと抱き
  許してくれよ    許されよ
  我ほど 悪い   者はない
  ざんげの誠に   胸つまる
  不動のお告げ   なかりせば

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